らしくないMBT、BURANO(ブラーノ)
今シーズン新しいソールのモデルが発売されました。
その中で特にスタイリッシュなデザインが目を引くBURANO、レディースのEU37-40のみですが数点置いております。
タイトルの「らしくない」というのは履き心地のことです。
不安定さの少ないソールをご希望の方もいらっしゃいますし、たまには違った履き心地を楽しみたい!という方に良いかと思います。
商品情報
■ MBT BURANO(ブラーノ)W BLACK CALF ¥26,400(税込)
素材:レザー、合成繊維
取り扱いサイズ:EU37~40(23.0~25.0cm)
商品画像
ソール構造
MBTセンサー(=かかと下の柔らかいクッション部分。かかとの沈み込みを促す)は内蔵しません。中足部のピボットアクシス(当店ではよくバランスエリアと呼んでいます)も感じられず、非常に安定感のある履き心地です。
したがって、トレーニング効果重視の方や、MBTが初めての方には、このソールはあまりお勧めではありません。
メリットは、
・軽量であること
・前足部の屈曲性によりつま先のローリング感がある
とのこと。
関節の手術をされたり、脚長差があったりして、関節をしっかり安定させたい、でもクッション性とローリングのサポートが欲しい。っていう方には、最適かなぁと思います。ピンポイント過ぎますか?私のほうでは、勝手にお勧めしたい方が何人か思い浮かびます。
今までランニングモデルなどの薄くて軽いモデルを気に入ってくださった方にもいいかと思います。
かかととつま先の位置関係について
西洋の履物として生まれた「靴」というものは、つま先に比べてかかとを高めに設計することがほとんどです。着地したあとの重心移動をしやすくするためです。一見フラットに見えるスニーカーであっても、実はかかとが高くなっています。
一方、かかととつま先部分の高低差がゼロの構造を持つシューズを「ゼロドロップ」のシューズと呼ぶことがあります。特にランニングシューズ業界で最近注目されている概念で、人間本来のナチュラルな姿勢・動作を可能にするともいわれます。
MBTは、直立時にはほぼゼロドロップの状態を“作れる”のが特徴です。作れると書いたのには意味があります。MBT(靴)自体を置いてある状態ではかかとがやや高いですが、履いてみるとかかとの高さが固定されないためゼロドロップ状態が容易に作れます。なんならつま先よりかかとを下げるマイナス状態も作れますね。
BURANOのソールでは、若干かかとが高くなり、つま先が下がりやすい構造です。(※だから悪いということではありません)
つま先ばかりに荷重してしまって、かかとを踏む力が弱い方には、まずは従来のMBTソールのほうを履いてボディバランスを整えてもらうと良いのかな、と思います。
デザイン
流線形の白いソールがとてもスタイリッシュです。
アッパーのデザインもなかなか凝っています。
グレーの部分がスエードレザー、ホワイト・ブラックの部分がスムースレザー、ベースになっているベージュのところは合成繊維(ナイロン系かな)という複数素材の組み合わせです。
全体のフォルムがすっきりしています。輪郭自体は大きいのですが、シャープに見えます。
MBTセンサーのある従来型ソールと比べてみますと、こんな感じ。
フォルムをデフォルメしてみた 左:BURANO 右:MBT 1998 MESH いずれもEU39です。
今までの傾向では、あっさりした履き心のMBTはあまり人気がなかったです。ですのでBURANOもお試し的にわずかな数しか置きませんが、気になる方はぜひ足を入れてみてください。私たちもお客様の感想を知りたいです。
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