体内紫外線対策

【2012年7月31日のブログ記事に加筆修正して掲載】

あづいー。
今日もカンカン照りですね。
紫外線対策について聞かれることが多くなりました。お肌の大敵ともいえる紫外線から肌を守る方法をお話します。

一般的には
・日に当たらないようにする
(日陰を歩く。帽子、日傘、手袋などで紫外線を遮断する。)
・肌にサンスクリーンを塗る
・ビタミンCを摂りメラニンの生成を抑える
などが基本と言われています。

まったくその通りです。
上記のように完全防備で毎日を過ごせたら、紫外線によるシミ(加齢によるシミはまた別です)や肌トラブルを最小限に抑えられると思います。

でも、出かけないわけにいかないし、日傘や帽子が煩わしい。サンスクリーンを塗りたくない、という人も多いのではないでしょうか。
あまり必死になって肌を隠すもどうなんだろう、と。
たまに黒子のような人を見かけます。好きでやってるなら良いんですけどね。
かくいう私は、帽子とサングラスはわりとよく使いますが日傘は使いません。個人的に、夏は少し日焼けしたい派なので、毎日コツコツと日に当たっています。サンスクリーンはあまり好きじゃなくて、塗るのはひと夏に数回(長時間屋外に居続ける時だけ)です。山に行く時は一応塗っても、すぐに汗で取れるのであまり意味なし・・・。

近年はようやく“安全”かつ“使用感のよい”サンスクリーンが売られるようになってきました。でも、つけていないより気持ち良いものはなかなかありません。サンスクリーン特有の匂いや多少の皮膜感はツキモノで、時間が経つとヨレたり、毛穴が目立ったりするのは当然と言えば当然です。
気持ちよくはないけれど、日に焼けるよりは塗って防いだほうが良い。でも本当は塗りたくない。この気持ちのせめぎ合いです。

さて、どうしよう。

結論は、適度にサンスクリーンを使い、さらに「体内でも防ごう!」です。
ビタミンCももちろん大事ですが、β-カロチンをたっぷり含む食品を摂れば良いのです。
あまり知られていないようですが、β-カロチンは「飲む(食べる)サンスクリーン」とも言われる栄養素です。

紫外線を浴びると活性酸素が発生し、細胞(DNA)を傷つけます。β-カロチンは紫外線による肌の細胞膜の酸化を防ぐとともに、もともと人間が持っている細胞の修復機能を高めてくれます。
ですから、紫外線量の増えるシーズンは継続的に1日10mgほどのβ-カロチンを摂取するのが理想です。めやすはにんじん1日1本!合わせて質の良い油も摂りましょう。
(ほかに、ほうれん草、シソ、モロヘイヤ、かぼちゃ、豆類、スプラウト類などもGoodです。ドナリエラのように、にんじんよりはるかにβ-カロチン含有量が多い食品もありますが、入手が難しい。)

※基本的にβ-カロチンは体内に摂取されると、ビタミンAが不足した場合に必要な量だけビタミンAに変換されることから【プロビタミンA】とも呼ばれており、ビタミンAとしての効能が発揮されます。またビタミンAに変わらず残ったβ-カロチン自体も、皮膚や内臓などの組織の健康を維持するために利用されるといわれています。
また、β-カロチンは熱に強く、むしろ少し加熱したほうが吸収が高まる栄養素なので、茹でたり炒めたりしても良いでしょう。かさを減らしてたくさん摂取するには、ジュースもおすすめです。
バイタミックスが欲しいけれど、調理器具に8万円かける気に、まだなれません。。うちのミキサーではすりおろしにんじんっぽくなり、それも意外と美味しいのです。

あ、でも食品だけで紫外線の害を防ごうというのはやはり無謀だと思います。「素焼き」はもともとの肌の健康度が相当高くないとダメです。ケミカルな化粧品を絶つことも条件になります。
冒頭に書いた紫外線対策の基本を出来る範囲で行い、さらに体内から栄養素で防御するのが最善だと思います。

関連記事

コメント

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。