チネイザンコラム:リーキーガット

所属している日本チネイザン協会ウェブサイトのコラムへの寄稿、第2回目です。こちらにも同じ内容を掲載いたします。最後にこぼれ話も追加しました。


リーキーガット

今日はちょっと真面目にお腹に関係する話をお届けします。

「リーキーガット」ってご存じですか?

私は最近頻繁に耳にします。初めて聞いた方のために説明しますと、これはある種の腸の状態を指す言葉です。

リーキーガット症候群:
日本語では腸管壁浸漏(ちょうかんへきしんろう)症候群。

小腸は主に栄養素の吸収を行う臓器で、健康な小腸では身体に必要なものを選択して吸収しています。有害な細菌や大きな粒子のたんぱく質などは、腸管壁のバリアー機能によって吸収されないようになっています。
ところが、よくない食生活や薬の乱用などによりこのバリアー機能が弱くなると、異物が腸管から漏れ出て血液中に取り込まれてしまう。(このような状態がリーキーガット)
↓↓その結果↓↓
アレルギーやリウマチなどの自己免疫疾患をはじめ、肥満、うつ病、アルツハイマー病などさまざまな症状を引き起こす。。。

という見方です。

詳しいメカニズムについては長くなるので割愛しますが、リーキーガットについて触れられたこちらの本が参考になりました。
デイビッド・パールマター/クリスティン・ロバーグ著『「腸の力」であなたは変わる』白澤卓二訳(三笠書房、2016年)。

アレルギーや炎症性腸疾患がこれだけ増えている現代では、リーキーガットに当てはまる人は相当数いるだろうとも言われています。
※リーキーガットそのものは病名ではなく、ある種の腸内環境を指す仮定の症候群と考えられます。名称を付けることにあまり意味はないですが…
腸のトラブルというと、「便秘」「下痢」など、どちらかと言えば大腸側で引き起こされるものを思い浮かべる人が多いかもしれません。小腸の重要性を考える際、リーキーガットは興味深い材料になるでしょう。

そうそう。チネイザンでは、こころ(ハート)を開くには小腸が健康であることが大切だと考えています。様々な感情を蓄積する小腸へやさしく繊細なタッチを続けていくと、無駄な食欲が抑えられるケースもよくあります。食べ物以外でも小腸を労われる方法ですね!

最後に、リーキーガットの語源について。
●Leaky(漏らしやすい)…「情報をリークする(漏らす)」などと言いますね。その形容詞です。
●Gut(腸)…「あいつはガッツがある奴だ」の「ガッツ」は腸、つまり消化管の力を指しているそうです。


余談ですが、私は中学生のころバスケ部に所属していました。
いまと違ってボールでゴンゴン頭を叩かれるような厳しい指導だったんですが、顧問の先生からいつも「お前にはテクニックがあるけど、ガッツがない!!」と怒られていました。まったくその通りです(笑)。先生、よく見ていたなーと、今となっては感心するのみです。そのころの私は、毎日のように「お腹が痛い」か「頭が痛い」という不定愁訴の塊のような中学生でしたので、ガッツなんかあるはずがありません。相手を倒したりするのが苦手でもありましたし、こういうタイプの子供は、陸上競技みたいに己と戦うスポーツ(←かっこいい言い方)のほうが絶対向いているんだよー、と当時の自分に会えたなら教えてあげたいです。

チネイザンの施術を受けてみたい方は、当店までお問い合わせください☆

チネイザン75分(コンサルテーション含む)¥14,000(税抜)
内臓へのタッチで、肉体だけでなく感情、思考などもクリアーに。

恵比寿コアトリートメントスペース(MBTショップ恵比寿コア内)
TEL 03-5475-2090

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。